デニムを中心としたカジュアルウェア・ブランドUES(ウエス)

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BAKER PANTS FADING REPORT

ベイカーパンツ穿き込み長期レポート

2017.06.16

ここのところ週に2~3回着用して洗うという繰り返しで穿き続けています。
今回のベイカーパンツは、同色系の反応染料で糸から染めているため色落ちは穏やかです。

初期型のベイカーは硫化染料を使用していたため、最終的にはかなり淡いオリーブ色になりましたが(4/21の記事参照)、現行のベイカーは染色堅牢度が向上しています。それでも新品のパンツと比較すると色落ちしているのが分かります。同じ色系に褪色するという染料ですが、やや黄色が掛かったような、明るいオリーブに変化しています。

色の変化が目立つのは巻縫いのパッカリング部分です。縫製時の糸調子により、生地が引き締まることで表面に凹凸が生まれます。凸部分は擦れ易いので白っぽく色が変化します。凹部分は逆に色が濃く残るので、より立体的に見えてきます。

反応染料はアルカリと反応させて染めます。そのために洗剤などがアルカリ性を帯びている場合、染料が反応して色が落ちたり、色合いが変わったりします。中性洗剤で洗うとそのような事も軽減できるので、おすすめです。

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