デニムジャケット経年変化レポート
2017.11.24
気温も下がり、最近は毎日のように着用しているGジャン。14.9ozの厚手のデニムは少々の寒風なら撥ねかえしてくれる頼もしさを感じます。体に心地よくフィットする形状なので、自分の体形に沿ったシワが入り、アタリの出方もメリハリがあります。
上着なので、良く可動する腕回りを中心に色落ちやアタリが進行しています。3rdタイプのGジャンは、ヨークやV字の切り換えなど巻縫い部分が多い上、フラップ付きの切ポケットなど細かいディテールが狭いエリアに詰まっているので、色落ちやアタリの変化は見ていて楽しいです。
袖口や裾口など、良く擦れる所は、ステッチ切れも出てきました。ナイロンスパン糸を使えば、多少は強度が増しますが、経年変化を存分に味わうため、敢えて綿糸を使用しています。
綿糸は、強度が若干落ちるため、デメリットと捉えられがちですが、変な光沢が無い事、色がナチュラルに褪せること、そして自然に摩耗して切れることなど、風合いの観点からすると、メリットの方が多いと感じます。
自分で少しずつリペアしながら着用するのも楽しみの一つだと思います。自分で手を掛けた分、きっとお気に入りの一着に育ってくれると思います。